【画像編集】ComfyUIで“描き直す”高画質化|Qwen-Image-Edit-Rapid-AIOの使い方と実力

Qwen-Image-Rapid AIO

Qwen-Image-Edit-Rapid-AIO

「Upscaylなどの通常アップスケーラーは”補完”が中心ですが、Qwen-Image-Edit-Rapid-AIOは画像を”描き直す”ことでディテールを増やす事が出来ます。

Qwen-Imageは、より踏み込んだ高画質化をしたい方向けの方法です。」

・ぼやけた顔がくっきりする
・線がシャープになる
・質感がリアルに補完される

従来のアップスケーラーとは別物の新たな書き直しをしてくれます。

と、これだけ聞くと、今時そんなことは容易いと感じるかも知れませんが、
ここでのポイントは、元画像を変えない書き直しがコントロール可能という点です。

Qwen-Image-Edit-Rapid-AIOでの高画質化

※Qwen-Image-Edit-Rapid-AIO、Qwen-Image-Rapid-AIO
と、記載違いが存在していますが、どちらもほぼ同じもので、派生テンプレや配布者が名前を簡略化しているモデルです。

目次

Qwenの特徴

Qwen-Imageは、Stable Diffusion系のモデルと比べると
全体的にコントラストが控えめで、やや柔らかい描写だと感じます。

そのため、人によっては「ぼやけている」と感じる場合があるかもしれませんが、
実際にはディテールが弱いというより、
質感や階調を重視した表現になっているのが特徴です。

そして、今回のQwen-Image-Edit-Rapid-AIOは、Qwen-Image-Edit をAIO(All In One)化した統合チェックポイントで

入力画像を高解像度キャンバスに再投影しプロンプトに沿って「描き直し」てくれます。


Qwen Image Edit 系の種類

Qwen Image Edit 系は本質的に画像編集ができる拡散モデルであるため、既存画像を直したいという用途にとても使えます。

Qwen テンプレート

ComfyUIのテンプレートでは、以下のモデルの三種類のいずれかが使用されています。

Qwen Image Edit 系の種類
  • Qwen Image Edit
  • Qwen Image Edit Rapid
  • Qwen Image Edit Rapid AIO

すべて「画像編集」ですが、それぞれに特徴があるので、まとめました。

① Qwen Image Edit(無印 / base)

精度重視モデル

※本体モデル以外の、

VAE
CLIP
LoRA(複数)
Accelerator

などを別で用意する必要がある。

性格

  • 指示理解が強い
  • 編集は割と大雑把
  • 再生成寄り

向いてる

  • 雰囲気変更
  • 大きな服装変更
  • 背景差し替え

向いてない

  • 細かい保持
  • 顔の完全一致

「再解釈再生成」

最近、人気の一枚絵からの多角度生成などもこのモデルに、Qwen-Edit-2509-multiple-anglesなどのLoRAモデルを組み合わせている。


② Qwen Image Edit Rapid

高速版(軽量・推論短縮)

※今回の記事で書いているQwen Image Edit Rapid AIOに含まれている、本体モデル以外の、

VAE
CLIP
LoRA(複数)
Accelerator

などを別で用意する必要がある。軽量で推論短縮だが、多少の知識が必要。

性格

  • ステップ少なめ
  • 編集が速い
  • 保持力がやや強い

向いてる

  • 軽い修正
  • 表情変更
  • 微調整

向いてない

  • 大改造
  • 厳密一致

「軽再構成軽編集寄り」

③ Qwen Image Edit Rapid AIO※今回のモデル

今回の記事では、AIOの中でもv19を使用しています。

V19:新しい Lightning Edit 2511 8 ステップが混在しています (4~8 ステップを推奨)。また、NSFW マージでうまく機能する新しい NSFW LORA (Qwen 2512 用の GNASS) も
含まれています。er_sde/beta または euler_ancestral/beta を推奨します

引用元:Phr00t/Qwen-Image-Edit-Rapid-AIO

AIO(All-In-One)の特徴は、
通常のQwen Editでは、

  • 本体モデル
  • VAE
  • CLIP
  • LoRA(複数)
  • Accelerator

すべてバラバラで管理&接続が必要なところを、ひとつにまとめたモデル。
モデル本体が最初から高速設計で、All-In-Oneの29GBと大きめですがお手軽な点がおすすめポイントです。

性格

  • 統合モデル
  • プロンプト忠実
  • 一貫性重視

向いてる

  • キャラの整形
  • 最終ブラッシュアップ
  • 見栄え改善

向いてない

  • 機械的編集
  • 線の保持

「再構築+安定」


Qwen Image Edit Rapid AIOで向いてる用途

できるアップスケール的用途

✔ 512px → 1024px / 2048px
✔ キャラの顔ディテール追加
✔ 服・装飾・ヘアスタイルの描き直し
✔ ポーズ変更
✔ 写真 → より写真っぽく
✔ AI絵 → より情報量の多いAI絵に

「元絵を尊重しつつ、情報を増やす」用途

AIO-編集
合成などの新たな表現にも

苦手なアップスケール

✖ ロゴ・UI・文字
✖ 線画の忠実な拡大
✖ ドット絵
✖ 技術資料・スクショ

ここは Real-ESRGAN / SwinIR / AnimeSR の方が得意かもしれない。

Qwen-Image-Edit-Rapid-AIO で必要なVRAM

Qwen-Image-Edit-Rapid-AIOは、VAE・Qwenテキストエンコーダ・Lightning LoRAを1ファイルにまとめたAll-in-One型モデルです。通常のFluxなどと比べてセットアップが楽な反面、バージョンによってVRAM要件が変化しているので注意が必要です。

バージョン別・形式別のVRAM目安

バージョン / 形式必要VRAM目安実用ライン備考
v5以前(旧世代)6〜8GB8GB軽いが今はほぼ使われない
v9〜v15(通常)10〜12GB12GBまだ軽量寄り・精度は控えめ
v16〜v18(通常)12〜16GB16GB推奨現役主力(v18)安定・品質バランス良い
v19〜v23(通常)14〜20GB16〜24GB指示追従・変化量UP、やや重い
Rapid AIO(FP16系)16〜24GB16GBでギリ / 24GB快適全部入りで最も実用的
FP8版(最適化)12〜16GB12GB可速度・VRAM効率良、品質も十分
GGUF(Q4 / Q5)6〜10GB8GB前後軽量だがEdit精度は少し低下
フルFP16(非圧縮)20〜28GB24GB以上研究・最高品質向け

GPU別の最新動作目安(2026版)

GPUVRAM最新評価実用コメント
GTX 10xx / RTX 20xx8〜11GB非推奨動く例はあるが遅い。QwenはRTX 30以降が現実的
RTX 306012GB最低実用ラインv18 / v19 FP8・GGUFが現実運用可能。1024px差分向け (Hugging Face)
RTX 40608GB 軽量向けGGUF Q3〜Q4なら可。FP8はRAMオフロード前提 (Reddit)
RTX 4060 Ti16GBコスパ最強Rapid AIO / FP8 / Q5 GGUFが快適。今いちばんおすすめ
RTX 4070 / 4070 Ti12〜16GB快適Q4〜Q5 GGUF最適。1328pxでも安定しやすい (Qwen Image)
RTX 4080 / 508016GB高速快適FP8・Rapid AIOを高解像度で回しやすい
RTX 4090 / 509024〜32GB最上位Q8 / フルFP16 / multi-image / 動画前差分量産向け最強 (Qwen Image)
Runpodでの使用

生成が安定しない場合は、Runpod(クラウドGPU)でRTX 5090やRTX4090を時間課金レンタルするのが最も確実な解決策です。
※Runpodで使用する場合はComfyUIインストールや、面倒な環境構築は不要です。
ComfyUIのテンプレートを使用して数クリックで使用できます。

ComfyUIでの生成手順

最速で使用できる方法として、

当サイトの開発ツール(ワンクリックセットアップツール)を使用する方法は、とてもおすすめです!

このワンクリックセットアップツールでは、Runpodを使用して手軽にComfyUIが使用できます。
詳しくはこちら(ものの数分で使用できます)で解説しています。

使用方法

ComfyUIでAIOを使用する方法は、何通りかありますが、ここでは、3通りの方法について解説します。
それぞれの解説は、以下のドロップダウンメニューから、使用する方法をクリックしてご覧下さい

➊ RunpodでワンクリックセットアップツールでComfyUIで使用する方法

RunpodでワンクリックセットアップツールでComfyUIで使用する方法

STEP
Runpodにアカウント開設&ログイン
STEP
ワンクリックセットアップツールをダウンロード

ZIPを展開し、フォルダ内の.textファイルを開いて、
.text内に記載されているリンクページから使用方法解説ページを開いて下さい。
.text内に記載されているリンクページ内からガイドに沿ってRunpodを立ち上げて下さい

STEP
セットアップツールを開いて実行

手順に沿って

Qwen-Image-【AIO】-CUDA_128-sakasa-oneclick_setup.ipynbファイルの実行ボタン(▶)をクリックします。
全てのダウンロードが終わりブザーが鳴ったら、ComfyUIを開きます。

セットアップツールでは、Qwen-Image-Edit-Rapid-AIO-v19.safetensorsが自動ダウンロードされ、全てのセットが完了します。

STEP
workflow.jsonを読み込む

ワークフロー(JSON)

ComfyUIを開いてZIPに同梱の、ワークフロー(JSON)ファイルを、ComfyUI画面にドロップアンドドラックしてください。
わからない場合は、ZIP内の.textファイルのリンクページガイドの動画解説をご覧ください。

workflow(ノード構成)

❷ Runpod(クラウドGPU)でComfyUIテンプレートで使用する方法

Runpod(クラウドGPU)でComfyUIでAIOを使用する方法

STEP
Runpodにアカウント開設&ログイン
STEP
Runpodでテンプレートを選択します。

RunpodでHubのPod TemplatesからComfyUIのテンプレートを選択し、ComfyUIを立ち上げます。

RunpodのPod Templates選択画面
STEP
Qwen-Image-Edit-Rapid-AIOのダウンロード

Qwen-Image-Edit-Rapid-AIOは「ダウンロードする必要があります」

モデル本体(必須)

モデルファイルをダウンロードします。

例(よく使われるもの)

このモデルは

ComfyUI/models/checkpoints

に入れます。

STEP
workflow.jsonを読み込む

ワークフロー(JSON)

workflow(ノード構成)

Qwen-Rapid-AIO.json

これは

ComfyUIにドラッグ

で読み込みます。

❸ ローカルPCで使用する方法

ローカルPCでComfyUIでAIOを使用する方法

STEP
ComfyUIインストール

ComfyUIをインストールしてモデルをダウンロードします。

STEP
Qwen-Image-Edit-Rapid-AIOのダウンロード

Qwen-Image-Edit-Rapid-AIOは「ダウンロードする必要があります」

モデル本体(必須)

まず モデルファイルをダウンロードします。

例(よく使われるもの)

このモデルは


ComfyUI/models/checkpoints

に入れます。

※2026,04.06に、上記内容に記載ミスを見つけ、訂正いたしました。

訂正箇所
× ComfyUI/models/DiffusionModels
〇 ComfyUI/models/checkpoints

STEP
workflow.jsonを読み込む

ワークフロー(JSON)

次に必要なのが

workflow(ノード構成)

Qwen-Rapid-AIO.json

これは

ComfyUIにドラッグ

で読み込みます。

生成する

  1. 元画像を Load Imageします
  2. 1024〜2048px などにリサイズします(UI画面を開いて初回の生成は時間が掛かります。一枚目は、サイズは小さめに指定するのがおすすめです)
  3. Qwen-Rapid-AIO v19 で I2I(画像から画像)で生成します。

設定

ステップ、5
cfg1.4
サンプラーeuler_ancestral
スケジューラー、beta
Denoise:0.85~

「雰囲気・構図は維持しつつ、描写だけ増える」

キャラクターの雰囲気を保ったまま高画質化する場合には、以下の様なプロンプトを添えると効果的です。

画像の女性(又は、男性)を高精細、高画質に書き直してください
特徴を保持
髪色を保持

高解像度化したキャラクターから簡単に多角度を生成する方法

多角度生成

Qwen-Edit-2509-multiple-anglesを使用すれば、高解像度化したキャラクターから簡単に多角度を生成する事が出来ます。

キャラクターを3D化

8方向画像を生成してくれるマルチアングルモデル

画質は多少落ちるので、生成後に再度”Qwen-Image”で書きなおしたい。

Qwenで画質にノイズが載る場合の改善策

Qwenで髪の毛にノイズが載る場合の改善方法に関して、こちらの記事で書きました。

Qwen_Image_Edit_2511

AIOで使用されているチェックポイントモデル”Qwen_Image_Edit_2511”AIOではなくカスタムで使用する方法についてはこちらをご覧ください

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