AI画像補完ツールとは?—初心者向けに仕組みから使い方、おすすめツールまでを徹底解説

画像を補完・修復・高画質化するツール
目次
AI画像補完ツールとは?
AI画像補完ツールは、AI技術を使って画像の欠けた部分や不完全な要素を推測して補うツールです。これにより、従来の手作業よりも速く精密に、画像を修復・加工できます。

この画像はOpenAIのDALL·Eモデルで生成されています。
AI画像補完ツールは、機械学習(ディープラーニング)を使って、画像の欠損部分を自動的に補完し、違和感のない仕上がりを実現します。かつては専門的なスキルが必要でしたが、現在では誰でも簡単に使えるツールが数多く登場しています。
本記事では、AI画像補完ツールの仕組みや用途、使い方を詳しく解説し、クリエイティブな作業を強力にサポートします。
従来の方法とAI補完ツールの違い
| 項目 | 従来の手作業 | AI画像補完ツール |
|---|---|---|
| 作業スピード | 時間がかかる | 数秒〜数分で完了 |
| 専門知識 | 必要 | 不要 (誰でも簡単に使用可) |
| 仕上がりの自然さ | 手作業依存 | AIが学習済みデータを元に補完 |
| コスト | 高額 | 無料または低価格で利用可能 |
AI画像補完ツールの仕組み
AI画像補完ツールは、GAN(敵対的生成ネットワーク)や拡散モデルなどの高度なアルゴリズムを利用し、画像の欠損部分を自然に補完してくれます。
AI補完の主な技術
| 技術 | 特徴 | 主な用途 |
|---|---|---|
| GAN(Generative Adversarial Network) | 2つのAIが対戦しながら学習 | 顔画像補完・自然な背景生成 |
| 拡散モデル(Diffusion Model) | ノイズから画像を再構築 | クリエイティブな画像生成・高精細補完 |
| VAE(Variational Autoencoder) | 画像の特徴を抽出し再現 | ぼやけた画像の鮮明化 |
本格的な顔補完ツール
ツール比較表
| ツール名 | 得意分野 | 顔修復 | ノイズ除去 | 無料 | GUIあり | ComfyUI対応 | A1111対応 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Real-ESRGAN | 解像度アップ | △ | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| GFPGAN | 顔修復 | ◎ | △ | 〇 | △(WebUI) | 〇 | 〇 |
| CodeFormer | 自然な顔修復 | ◎ | △ | 〇 | △ | △ | 〇 |
| RestoreFormer | 顔の破損補完 | ◎ | △ | 〇 | △ | 〇 | △ |
| Topaz Photo AI | 写真の修復 | 〇 | ◎ | ×(有料) | ◎ | × | × |
| Upscayl | 無料の写真高画質化 | △ | ◎ | ◎ | ◎ | × | × |
各ツールの特徴と違い
Real-ESRGAN(画像全体を綺麗にする万能高画質化)
- 最も有名なアップスケールAI
- ノイズ除去に強い
- AI生成画像の後処理に最適
- ComfyUI / A1111 どちらにも標準搭載
向いている用途
- SD画像の仕上げ
- 全体の解像感アップ
RestoreFormer(欠損顔の補完に強い)
Meta(Facebook)研究所が開発した、高精度な顔画像補完AI。
特に、ノイズの多い写真や荒れた画像でも、顔のディテールを保ったまま自然に復元できるのが特徴です。
→ GitHubページ などで試せます。
- 顔が荒い、潰れている時の最後の希望
- ComfyUIで使う人が多い
- 生成AIの「顔ガチャ失敗」補修にも使える
CodeFormer(安定した顔修復)
CodeFormerは、RestoreFormerと似たコンセプトながら、「劣化の激しい顔画像を、AIが“推理”して修復」する強力な復元ツールです。
復元レベルの調整(美化 or オリジナル重視)も可能なので、人によって好みに合わせた使い分けができます。
- A1111 の標準修復
- GFPGANより自然
- 顔の目、口、輪郭を滑らかに整える
ポイント
“CodeFormer Weight” の使い方が重要
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- 特徴:顔画像の補完・修復に特化
- メリット:リアルな仕上がりで古い写真の再生に最適
- StableDiffusion系Automatic1111 の「顔修復」はほぼこれ
高度な修復が可能で、顔を補正するという技術においては、現在のAI生成の最高技術と言われている。
弱点
- 元の顔から崩れやすい
- “別人感”が出ることもある
横顔においては、顔と頭部との間に境界線が出る事がある。
設定の値の調整は必須。
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AI画像補完ツールの主な活用シーン
AI画像補完ツールはさまざまな場面で活躍します。以下は特に需要の高い活用例です。
1. 破損した画像の修復
- 昔の写真や傷ついた画像を復元
- 破れた紙のデジタル補完
2. 不要物の除去と背景生成
- 写真に写り込んだ不要な物体を消去
- 背景を自動生成して補完
3. 低解像度画像の補完・高解像度化
- 低画質の画像を鮮明に変換
- AIで細部を推測し、精細な補完
AI画像補完ツールの使い方解説
ここでは、AI画像補完ツールを使って欠損部分の修復や画像の品質向上を行う具体的な手順を、解説します。
今回は、
オンラインで使える手軽で性能も高めなツール”GFPGANオンラインツール”について
ローカルで”GFPGAN ・CodeFormer”などを使用できるAutomatic1111、ComfyUIについて
使用環境の確認
まず、どの環境でAI画像補完を行うかを確認しましょう。
| 使用環境 | 特徴 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|
| オンラインツール | インストール不要、ブラウザで即利用可能 | 手軽に試したい人、専門知識がない人 |
| ローカルツール | 自分のPCで動作、プライバシー保護が強化 | 高精度な補完をしたい人、大量処理が必要な人 |
今回は、オンラインツールとローカルツールそれぞれの使い方を解説します。
オンラインツールの使い方は、どのツールも大体同じですが、ローカルツールはそれぞれ個性があるので、今回はGFPGANを例に取り上げています。
オンラインツールの場合(例:GFPGAN)
STEP
公式サイトにアクセス
HuggingFace Spaces のGFPGANページへアクセス

STEP
画像をアップロード
ドロップするかクリックして選ぶだけ!
STEP
Submitボタンを押す

STEP
補完結果を確認し、必要なら再補完
未来Restorformerも使えますよ!
ローカルツールの場合
ローカルで使用する方法で、最も王道なのが、A1111(Automatic1111)や、 ComfyUI で使用する方法です。
Automatic1111
Automatic1111で使用出来るツール
- 顔修復:GFPGAN / CodeFormer
- 高画質化:ESRGAN 系アップスケーラー
Automatic1111での画像修復とアップスケール

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ComfyUI
ComfyUIで使用する画像補完系ノード
- Real-ESRGAN ノード
- RestoreFormer ノード
- 2段階・3段階アップスケールのワークフロー
- 顔部分だけマスクして補修など広く使える
ComfyUI

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