Runpodで失敗しないテンプレート選定と不具合対策まとめ

テンプレートの選び方
こちらのページでは、Runpodでのテンプレート選定のコツと、不具合がある場合の確認方法について解説しています。
目次
テンプレート選びのコツ
運営が管理しているテンプレートから試す
- 公式テンプレートはRunpod側で最新の環境や依存関係が整備されている
初回起動は軽量モデルのテンプレートで立ち上げる
→ 大容量モデルや拡張は後から読み込むと安定しやすい
例えば、SDXLのモデルや、Fluxのモデル、VAEや、ControlNetなどの大きなモデルや多数の拡張を同時に読み込むと、GPUメモリやコンテナ初期化処理に負荷がかかる為、トラブルが発生しやすい。
対策
シンプルな構成のテンプレートを選択➡起動➡コンテナが安定して立ち上がった後➡必要なモデルや拡張をロード
必要なモデルや拡張をロードする方法はこちら https://sakasaai.com/huggingface-civitai-dl/
GPU選びのコツ
可用性が高いGPUをえらぶ。


可用性が高いGPUは、具体的に何が高いのか?
※「High (高い)」と表示されているGPUは、比較的停止や不具合が少ないことを示唆している。
起動可能なGPU台数が多い
そのリージョン・種類のGPUが空いている数が多い
空きが少ないGPUだと、起動待ち(Queue)が発生する可能性がある
サーバー負荷が低い
Runpod内部で、そのGPUタイプの利用率が低い
高負荷だとコンテナ起動が遅くなる/ハングしやすい
障害や停止のリスクが低い
過去の稼働状況やメンテナンス情報から、安定して使える確率が高い
リージョンを変えるだけで起動する事もある。
個別コンテナの不具合の確認方法と対策
- コンテナログを見る(A1111やComfyUIの起動ログ)
Container is READY!
が出るかstart container ...: begin
で止まっていないか
- READY表示の有無をチェック
- 他テンプレートやリージョンで比較する
- 同ツールの別テンプレートを試す
- 別リージョンで試す
コンテナの詳細な不具合は ログや挙動の観察が必須 です。
「全体の健康状態の目安」は、ステータスページはで確認できます。
Runpodの公式ステータスページの見方

※ステータスページでは、Runpodの各コンポーネントやリージョンの稼働状況をリアルタイムで確認できます。
STEP
色の意味
- 🟢 Operational → 問題なし
- 🟡 Degraded Performance → パフォーマンス低下中
- 🔴 Partial Outage / Major Outage → 部分停止 / 完全停止
STEP
コンポーネントごとに見る

- Serverless
- API呼び出しや軽量コンテナなど、サーバーレス系サービスの稼働状況

- GPU Cloud
- GPUコンテナ(A1111やComfyUIなど)やサーバー全体の稼働状況
- 「Compute Instances」

- Regional Health
- 各リージョン(AP-JP-1、US-KS-2など)の全体的な健康状態
- リージョン単位でサービスが稼働しているかの概観
STEP
障害履歴で確認
- ページ下部の「History」や「Past Incidents」を見ると、過去24時間〜数週間の障害やメンテナンス情報が確認できる
あわせて読みたい

推しテンプレート掲示板(随時更新) Runpodの使えるテンプレートと、使えないテンプレート Runpodのテンプレートには使えるものと、使えないものがあります。 すんなり立ち上がるテンプレートがある一方で…