【Upscaylのダウンロードと使い方】アップスケーラーを使って画像を簡単に高画質化する方法

eyecatch-Upscayl

Upscayl/Real-ESRGANの使い方

本記事では、Upscaylを使って簡単に画像を高解像度化する方法についてて解説しています。

目次

Upscaylとは

Upscaylとは既存の高性能モデル(主に Real-ESRGAN)を組み合わせたGUIアプリで、インストールして使うタイプのAIアップスケーラーです。

“Upscayl uses Real-ESRGAN models under the hood to upscale images using open-source AI technology.”
(Upscaylは、オープンソースのAI技術であるReal-ESRGANモデルを内部的に使用して画像をアップスケールしています。)

Upscayl引用元:Upscayl公式

形式:デスクトップアプリ(Windows / macOS / Linux対応)
配布場所:公式サイト https://upscayl.org や GitHub

Upscaylのインストール方法

STEP
公式サイト https://upscayl.org

ダウンロード(Download)もしくは、始める(GetStarted)からダウンロードページを開き、OSを選択してダウンロードします

Upscaylのインストール方法
ご自身のOSを選択します
STEP
ダウンロードファイル右クリックで管理者として実行します。
ダウンロードファイルを管理者として実行

特に、問題がなければそのまま実行します。

言語の設定
お好みの言語に設定します

Upscayl/Real-ESRGANの実際の動き

Upscaylの内部AIは「ピクセル補完」を行う仕組みで、
低解像度画像を“自然っぽく”拡大することを目的としAIでノイズを減らしながら拡大する”**ことに特化している

  • ピクセルの荒れを減らす
  • シャープさを少し戻す
  • ノイズをAIで補う

…という「修復・補完系」の処理です。
なので、もともと綺麗な画像を入れても、劇的には変わりません。


効果がわかりにくい画像

原因説明
① 元画像がすでに高解像度SDXLなどで出した画像はもともと高品質なので、Upscaylの恩恵が少ない
② モデル選択が合っていない“Digital Art”や“UltraSharp”などを使い分けないと効果が見えづらい
③ 元々「ノイズ除去+自然な補間」なので、派手な変化はないPhotoshopなどの“ディテールを保持2.0”拡大の方が見た目で分かりやすい場合がある

Photoshopなどの解像度変更との違い

比較項目UpscaylPhotoshop(画像サイズ変更)
目的低解像度画像をAIで修復高品質画像をスマートに拡大
内部技術Real-ESRGANモデル機械学習ベースの拡大(Preserve Details 2.0)
得意分野劣化した画像・古い写真など高解像度素材の拡大・印刷用途
画質の印象柔らかく自然鮮明・エッジがくっきり

Upscaylは「AIイラストや古い写真を4倍に拡大したい」ときに強く、
Photoshopなどの写真の解像度変更は「すでに綺麗な画像をより大きく使いたい」ときに向いている。


Upscaylの使用方法

Upscaler
STEP
画像を選択
画像の選択
STEP
AIモデルの選択

画像スケールを設定

STEP
出力フォルダの設定

指定なしで、Upscaylを実行すると、画像と同じフォルダに出力されます。

STEP
Upscayl!
Upscayl画像の出力

Upscaylされた画像がフォルダに出力されます

未来ちゃん高画質化

今回の設定

  1. Model: Digital Art(AI画像やイラスト向け)
  2. Scale: 4x
  3. Output: PNG
SAKASA

簡単にきれいになるね!

未来

これはいいね。

さらに、
RestoreFormer(自然な肌質)
GFPGAN(くっきり系・アニメ寄り)
CodeFormer(輪郭強調タイプ)
これらを併用して顔だけ直したい場合にはFacefusionがおすすめです。

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