国内GPUクラウド vs 海外GPUクラウド徹底比較!GPUSOROBANとRunPodどっちが得?【画像生成・AI学習に最適なGPUはどっち?】
最近、生成AIやLoRA学習、画像生成をちょっと試したいという個人ユーザーが増えています。
でも、高性能GPUって普通に買うと高額だし、自分のPCでは限界がありますよね。
そんなときに便利なのがクラウドGPUです。
今回は、日本国内で提供される GPUSOROBAN が気になったので、海外クラウドの RunPod と比較してみました。
料金・GPU性能・使いやすさをチェックして、用途別にどちらがおすすめを探ってみました。
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自分のPCで画像生成を始めたが、容量と、PCがごちゃつく点が気になり出し、色々と試した末に、
新しいツールは、なるべくクラウドGPUで試してから気に入ったものだけ自分のPCに入れることにした。
最近では、画像生成系テンプレートが豊富に揃っているクラウドGPUのRunpodがお気に入り。
しかし、RunPodに関しては、回線品質のばらつきが気になる時があるので、いい国内GPUが無いか?と、常に探している。
目次
国内GPUクラウド vs 海外GPUクラウド
一般的に懸念される”海外サーバーでの問題点”
ネットワーク遅延(レイテンシ)
- 海外サーバーに接続する場合、国内からの通信距離が長くなるため、データ転送速度が遅くなる可能性がある。
- 画像生成やLoRA学習など、大きなデータを頻繁に送受信する場合は、処理時間に影響することがある。
回線品質のばらつき
- 海外のデータセンターやインターネット経路によっては、接続が不安定になることもある
- 特に大容量のモデルや複数GPUを使う処理では、転送エラーやタイムアウトが発生する可能性がある。
GPUSOROBANの特徴
- 日本国内で提供されるGPUクラウドサービス
- 主に法人・研究機関向け
- 高性能GPU:A100、H200など
- 料金体系:従量課金・月額定額
- 国内データセンター利用で安心
RunPodの特徴
- 海外クラウドGPUサービス
- 個人・小規模プロジェクト向け
- 高性能GPU:RTX 4090、A100、H100など
- 料金体系:秒単位の従量課金
- ワンクリックで環境構築でき、手軽に利用可能
料金・コスト比較
GPUSOROBAN vs RunPod:コスト・条件比較(1日2時間利用の場合)
サービス名 | GPU種類 | 利用時間 | 料金体系 | 1時間単価 | 月額換算(30日) | 特徴・注意点 |
---|---|---|---|---|---|---|
GPUSOROBAN | NVIDIA A4000(16GB) | 1時間 | 従量課金 | ¥50 | ¥1,500 | 月額定額プランあり。電気代・ネットワーク・ストレージ込み。 |
GPUSOROBAN | NVIDIA A100(40GB) | 1時間 | 従量課金 | ¥361 | ¥10,830 | 高性能GPU。価格は高め。 |
RunPod | NVIDIA RTX 4090(24GB) | 1時間 | 従量課金 | 約¥75 | 約¥2,250 | 秒単位課金。柔軟な利用が可能。 |
RunPod | NVIDIA A100(80GB) | 1時間 | 従量課金 | 約¥225 | 約¥6,750 | 高性能GPU。価格は高め。 |
短時間利用・ライトユーザー:RunPodの秒単位課金がコスト効率良し
長期間利用・法人向け:GPUSOROBANの月額定額プランが向いている
課金の仕組み
- GPUSOROBAN:月額料金はフル稼働換算の目安であり、実際には従量課金制。停止中は課金されない
- RunPod:稼働時間に応じてのみ課金(停止中は課金なし)、秒単位課金で短時間利用も無駄なし
追加費用
- GPUSOROBAN:電気代・ネットワーク・ストレージ込みで追加費用なし
- RunPod:GPU利用料のみ。ネットワークストレージ利用の場合のみ利用量に応じて月額課金あり。
データ転送費用は不要
GPUSOROBAN
GPU種類と料金
- A100(40GB):「t40-1-a」インスタンス → 従量課金 361円/1時間、月額223,133円(フル稼働換算)
- A4000(16GB):「16-1-a」インスタンス → 従量課金 50円/1時間、月額33,000円(フル稼働換算)
課金の仕組み
- インスタンスを停止している時間は課金されない
- 月額料金は「フル稼働した場合の目安額」であり、使った分だけ支払う従量課金制が基本
コスト比較の目安
- AWS・GCP・Azureと比べて50%以上安価
- オンプレミスや従来のGPUレンタルよりコストを抑えやすい
RunPod
GPU種類と料金
- RTX 4090(24GB):従量課金 約75円/1時間($0.5/h程度)
- A100(40GB):従量課金 約450円/1時間($3/h程度)
- H100(80GB):従量課金 約1,000円/1時間($6~7/h程度)
※GPUの種類によって料金は変動。秒単位課金で利用可能。
課金の仕組み
- 稼働時間に応じてのみ課金(停止中は課金されない)
- 最低利用時間や月額契約はなく、使った分だけ支払う従量課金制
- 秒単位での課金が可能なため、短時間利用でも無駄が少ない
コスト比較の目安
- 海外クラウドGPUとしては 低価格帯で個人向けに最適化
- 短時間利用や少量学習でのコストパフォーマンスが高い
- 国内クラウド(GPUSOROBAN)と比べると、料金はやや安い傾向だが国内提供ではない
- ネットワークボリュームを使用する場合にはストレージ料金が、使用する容量に応じて課金されます。
比較ポイント
個人で軽く画像生成する程度なら大きな問題は少ないですが、大規模学習や業務利用では国内クラウドのほうが安心感がある。
- 料金体系:GPUSOROBANは月額定額プランもあり、長期間の利用に適しています。RunPodは秒単位課金で、短期間の利用に柔軟に対応可能です。
- GPU性能:GPUSOROBANはA4000やA100などの高性能GPUを提供していますが、RunPodもRTX 4090やA100など、最新のGPUを取り扱っている。
- 利用目的:長期間の利用や法人向けにはGPUSOROBANが適していますが、短期間の利用や個人利用にはRunPodがコスト効率が良い。