GitHub(ギットハブ)とは?~Gitのインストール方法

GitHub(ギットハブ)とは?
GitHubは、プログラムのコードを公開・共有・管理するためのWebサービスです。
世界中のエンジニアや研究者が、ソースコードやプロジェクトをアップしており、
無料で誰でもアクセスしてダウンロードやインストールができます。
GitはどんなPCにもインストールできる
OS | インストールできる? | 方法 |
---|---|---|
Windows | 可能 | 公式サイトから .exe をダウンロード |
macOS | 可能 | Homebrew または Xcode Command Line Tools 経由 |
Linux | 可能 | apt、dnf、yum などのパッケージマネージャ経由 |
OS別:Gitのインストール方法(ざっくり解説)
Windows
- Git公式サイト にアクセス
- 「Download for Windows」をクリック
- ダウンロードした
.exe
を実行してインストール。基本的には「次へ」でOK - インストール後は「Git Bash」という専用CLIも使えます
「コマンドプロンプト」や「Git Bash」でgit --version
を試す
Windowsの場合は、(※コマンドプロンプト)を開きます。
※コマンドプロンプト(Command Prompt)の起動方法…
**コマンドプロンプト(Command Prompt)**とは、Windowsに搭載されているテキストベースのインターフェースです。マウス操作ではなく、キーボードからコマンド(指示)を入力することで、パソコンを操作できます。
起動方法
- Windowsキー + Rを押す
- 「cmd」と入力してEnterを押す
または、スタートメニューで「コマンドプロンプト」と検索してもOK!
コマンド入力は間違えるとエラーになることもありますが、慣れると素早く作業ができる便利なツールです。
Macの場合は、(※ターミナル)を開きます。
※ターミナル(Terminal)の起動方法…
Macには「ターミナル(Terminal)」というアプリがあり、これを使うことで、コマンドを入力してシステムを操作できます。
起動方法
- **「Command ⌘ + Space」を押して、「Spotlight検索」**を開く
- 検索バーに「ターミナル」と入力してEnter
または、以下の手順でも開けます:
アプリケーション → ユーティリティ → ターミナル
ターミナル(コマンドプロンプト)を開き、”○○○(ツール名)”と打ち込むと呼ぶ出してくれます。
macOS
方法①:Homebrewを使う(おすすめ)
※ Homebrew(Mac用パッケージ管理ソフト)が必要です。なければ先に以下を実行
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
ターミナルで以下のコマンドを入力
brew install git
方法②:Xcodeのコマンドラインツールを使う
xcode-select --install
Linux(Ubuntuなど)
sudo apt update
sudo apt install git
他のディストリビューションでも、ほとんどの環境で同様にインストール可能です。
Gitをインストールしたあとの確認
インストールできたかを確認するには、ターミナルまたはコマンドプロンプトで
git --version
と入力します。git version 2.xx.x
のように表示されれば成功です。
Gitを使うとできること(ざっくり)
- GitHubなどからコードを取得(
git clone
) - 自分のコード変更を記録・管理
- チームでの共同開発に便利
もう少し具体的に言うと…
- GitHub は、コードの保管庫(クラウド上の倉庫)のようなもの
- 誰かが作った便利なツールやライブラリがたくさん置いてある
- 自分も無料で使えるし、自作ツールを公開することもできる
GitHubとCLIの関係
GitHubにあるツールは、たいてい「コマンドでインストール」します。
たとえば Whisper(音声認識ライブラリ)は、以下のような形でGitHubから直接インストールします
pip install git+https://github.com/openai/whisper.git
このコマンドの意味は…
pip install
→ Pythonのライブラリをインストールgit+https://...
→ GitHubのURLからコードを直接取得する
つまり:CLIを使って、GitHubのソースコードをそのまま取り込んでいるわけです。
GitHubにあるものは何でもインストールできるの?
基本的には ライセンスが許可されているものはOK。
ただし、以下は注意が必要です:
- 「開発途中」のものは動かないことがある
- ライセンスが商用NGな場合もある
- セキュリティ上、信頼できる人のコードかを確認することが大事
GitHub × CLI = 最強の組み合わせ!
用語 | 意味 |
---|---|
GitHub | コードを共有するWebサービス(倉庫) |
CLI | コマンドで操作する画面 |
pip + GitHub URL | GitHub上のツールをそのままインストールできる |
「手動版でGitHubからソースコードをダウンロードして使う方法」
「手動版でGitHubからソースコードをダウンロードして使う方法」とは、CLIを使わず、Webブラウザだけで操作する方法のことです。
「手動版」とは?
CLIを使わずに、次のようなステップで進める方法を「手動版」といいます:
- GitHubのページをブラウザで開く
- ZIPファイルとしてコードをダウンロード
- 自分のパソコンで解凍(展開)
- Pythonやエディタで中身を確認・実行する
つまり、「git clone」や「pip install git+…」のようなコマンドを使わない方法です。
Step 1: GitHubページを開く
URLを開きます
https://github.com/openai/whisper
Step 2: 緑色の「Code」ボタンをクリック


Step 3: 「 ZIPをダウンロード」を選択


ZIP形式で全ファイルがダウンロードされます。
Step 4: ZIPを解凍する
ダウンロードされた whisper-main.zip
を右クリックして「展開(または解凍)」します。
展開後、フォルダの中には次のようなファイルが入っています:
whisper/
(ライブラリ本体)setup.py
(インストール用スクリプト)README.md
(使い方)- その他コードファイル
Step 5: 自分のPython環境で実行する
仮想環境などを準備した上で、以下のように中のコードを動かすことができます
cd whisper-main
python setup.py install
あるいは、ライブラリとして使わず whisper/transcribe.py
のようなファイルを直接実行することも可能です。
手動 vs 自動(CLI)
方法 | 特徴 |
---|---|
CLI(自動) | コマンド1行で高速。Gitやpipが必要。 |
手動(GUI) | コマンド不要で安心。初心者向け。 |
どちらがいいか?
- 初心者の方 → まずは「手動ダウンロード」で中身を見てみると安心!
- 慣れてきたら → CLIでの
pip install
やgit clone
がスピーディで便利!

