GeForce搭載PCを持っているなら、これが最も軽くて高画質!動画編集・レンダリング/AI生成/フォトレタッチ・デザイン/配信・ストリーミング各設定と快適画面録画設定

最近、GeForce Experience(サポート終了・非推奨に。「NVIDIA App」へ一本化されました。)は、
NVIDIA Appに変わりましたので、改めて設定を見ていきたいと思います。
1. AI生成(Stable Diffusion・Kohya_ssなど)
設定項目 | 推奨設定内容 |
---|---|
ドライバ | NVIDIA Studio ドライバ推奨 |
電源管理モード | 「パフォーマンス最大を優先」 |
CUDA有効 | CUDA対応確認(NVIDIAコントロールパネル→システム情報) |
VRAM管理 | --medvram / --lowvram オプションを有効 |
xformers/sdp導入 | メモリ効率化のため導入推奨 |
解像度 | VRAM 8GB以下:512px推奨、VRAM16GB以上:768px以上可 |
TensorRT/ONNXなど | 高速化モデル使用時は要環境構築 |
*NVIDIA AppでStudioドライバの確認
NVIDIA App(旧:GeForce Experience)を開く
左メニューまたは上部の「Drivers」タブを選択
「Studio Driver」になっているか確認(必要に応じて切り替え可能)
無い場合は、ダウンロードしておきますNVIDIA公式サイト内/ドライバ:ダウンロードページ
2. ゲームプレイ(FPS・AAAタイトル)
設定項目 | 推奨設定内容 |
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ドライバ | Game Ready ドライバ |
DLSS(対応ゲーム) | 有効化(バランス or パフォーマンス) |
G-SYNC | 対応モニターで有効化 |
解像度・リフレッシュ | ネイティブ解像度+最高リフレッシュレート |
電源管理モード | 「パフォーマンス最大を優先」 |
解像度スケーリング | NVIDIAスケーリング(DLDSR)で見栄え向上 |
3. 動画編集・レンダリング(Premiere Pro、DaVinci)
設定項目 | 推奨設定内容 |
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ドライバ | Studioドライバ必須 |
NVENCエンコード | 書き出し時「ハードウェアエンコード(NVENC)」を選択 |
GPU使用設定(Premiere) | [環境設定] → GPU加速の有効化 |
VRAM | 8GB以上推奨(4K編集やエフェクト使用時) |
メディアキャッシュ | SSD保存先に設定 |
4. フォトレタッチ・デザイン(Photoshopなど)
設定項目 | 推奨設定内容 |
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GPU使用 | Photoshop → [パフォーマンス] → GPU使用ON |
ニューラルフィルター | GPU加速で動作、Studioドライバが安定 |
解像度 | 高DPI対応モニタ使用時はスケーリングに注意 |
電源設定(OS側) | 高パフォーマンスモード推奨 |
5. 配信・ストリーミング(OBS・YouTube Live)
設定項目 | 推奨設定内容 |
---|---|
NVENCの使用 | OBS設定 → 出力 → エンコーダ:**NVENC (new)**選択 |
解像度 / FPS | 1080p/60fps or 720p/60fps(回線に応じて) |
プリセット | 「品質」 or 「パフォーマンス」 |
Bフレーム | 2(配信品質向上) |
ゲームと並行使用 | GPU使用率70%以下に収める設定推奨 |
6. 3D制作・CAD(Blender・Mayaなど)
設定項目 | 推奨設定内容 |
---|---|
レンダーエンジン | Cycles+GPUレンダリング選択 |
OptiX / CUDA設定 | Blender → Preferences → System → GPU選択 |
RTコア活用 | RTX 20以降ではレイトレーシングONで高品質 |
ドライバ | Studioドライバ(安定性重視) |
7. データサイエンス・数値計算(Python / CuPy / RAPIDSなど)
設定項目 | 推奨設定内容 |
---|---|
CUDA Toolkit | 対応バージョンを公式からインストール |
CuPy・TensorFlow-GPU | インストール時にGPU対応パッケージを選択 |
VRAM管理 | 大規模処理時はメモリリーク防止にdel +gc.collect() 推奨 |
ドライバ | Studioドライバ(安定動作) |
すべての用途でおすすめな共通設定
- Windowsの電源モード →「最大パフォーマンス」
- NVIDIA コントロールパネル →「パフォーマンス最大優先」
- ドライバアップデートをこまめにチェック(安定性&パフォーマンス向上)
PCの負荷をできるだけ下げつつ、快適に画面録画できる軽くて高画質!設定
【NVIDIA ShadowPlay(NVIDIA App)】
NVIDIA製GPUを使っている場合に利用できる、 NVIDIA ShadowPlay(正式には NVIDIA Share) という機能。
これは「NVIDIA App」をインストールすると使えるようになる、GPUによるハードウェアエンコードで動く非常に軽量な画面録画ツール。
項目 | 内容 |
---|---|
主な用途 | ゲーム録画、デスクトップ録画、クリップ保存など |
特徴 | GPU支援でとにかく軽い・録画画質も高い |
起動方法 | Alt + Z でオーバーレイを表示 |
録画保存形式 | 通常 .mp4 形式、高画質対応 |
対応条件 | NVIDIA GeForce GTX 600シリーズ以降 + NVIDIA Appのインストール |
NVIDIA GPU搭載PC向け。操作は「Alt+Z」で起動。
裏で使われている技術
NVIDIA ShadowPlay(現・NVIDIA Appの「インスタントリプレイ」や「録画」機能)は、GPU(特にNVIDIAのハードウェア)を活用した高効率な画面録画技術で動いています。以下がその主な技術的要素です。
1. NVENC(NVIDIA Encoder)ハードウェアエンコーダ
- NVIDIA製GPUに内蔵されている専用のハードウェアエンコーダ。
- CPUに負荷をかけず、リアルタイムでH.264またはH.265動画へエンコード。
- これにより高画質・低遅延で録画や配信が可能。
2. GPUメモリへの直接アクセス(フレームバッファのキャプチャ)
- デスクトップやゲームの映像をGPU側で直接キャプチャするため、一般的なスクリーン録画ソフトよりも低負荷。
- CPU経由のキャプチャに比べ、パフォーマンスへの影響が小さい。
3. インスタントリプレイ機能(旧Shadow Mode)
- 直近数分間のゲームプレイを自動で保存しておけるリングバッファ機能。
- プレイヤーが手動で録画を開始しなくても、印象的な瞬間をあとから保存可能。
4. DirectX/OpenGL/DirectStorage との連携
- ゲーム描画に使われるAPIとの深い統合により、最小限の遅延で録画・配信を実現。
- 特にDirectX対応ゲームでは、より効率的なキャプチャが可能。


【使用目的別】NVIDIA ShadowPlay(NVIDIA App)の最適な録画設定
【ゲーム実況・プレイ動画(YouTube・高画質重視)】
項目 | 推奨設定 |
---|---|
解像度 | 1920×1080(フルHD)または1440p(高性能GPUなら) |
フレームレート | 60fps(滑らかさ重視) |
ビットレート | 高(15~50 Mbps) |
音声 | インゲーム+マイクオン(必要に応じて) |
ファイル形式 | MP4(デフォルト) |
理由:視聴者にとって滑らかで綺麗な映像が好印象。60fps推奨。
【操作解説・チュートリアル(ツール紹介など)】
項目 | 推奨設定 |
---|---|
解像度 | 1920×1080(フルHD) |
フレームレート | 30fps(滑らかさ不要) |
ビットレート | 中〜高(8~20 Mbps) |
音声 | マイクオン(説明ありの場合) |
ファイル形式 | MP4 |
理由:滑らかさよりも文字や操作の見やすさが重視される。30fpsで充分。
【SNS投稿用の軽量動画(X、Instagram、TikTokなど)】
項目 | 推奨設定 |
---|---|
解像度 | 720p または1080p |
フレームレート | 30fps(軽量重視) |
ビットレート | 低~中(4~10 Mbps) |
音声 | 必要に応じてON |
ファイル形式 | MP4 |
理由:アップロード速度・ファイルサイズを優先。高fpsは不要。
【自分用の検証・記録(プレイログやバグ検証)】
項目 | 推奨設定 |
---|---|
解像度 | 任意(PCスペック次第) |
フレームレート | 30fpsまたは60fps |
ビットレート | 低〜中 |
音声 | 必要ならON |
ファイル形式 | MP4 |
理由:共有前提でなければ、軽さや保存重視で問題ない為。


機能設定の詳細
フレームレート【60fps → 30fps にしたときの主な変化】
項目 | 変化内容 |
---|---|
滑らかさ | 60fpsよりカクつきを感じやすくなる(特にアクションやスクロール時) |
ファイルサイズ | 約半分になる場合が多い(録画時間により変動) |
PC負荷 | 軽減される(特に古めのGPUや低スペックPCに有利) |
画質(解像度) | fpsとは別要素。※ShadowPlayでは解像度設定次第で画質は維持可能 |
画質は「解像度」と「ビットレート」で決まる
fpsは滑らかさに影響し、画質そのものは
- 解像度(1080p、1440pなど)
- ビットレート(録画品質)
に左右される。
そのため、30fpsでもビットレートを高めに保てば、見た目の画質自体はかなり綺麗に保てる
ただし動きが多いシーンでは60fpsの方が明らかに見やすい。
用途別・FPSと画質の最適設定(ShadowPlay/NVIDIA App)
使用目的 | 解像度 | FPS | ビットレート目安 | その他の推奨設定 |
---|---|---|---|---|
プレイ記録用(自分用) | 1080p | 30fps | 10〜15 Mbps | NVENC H.264、標準画質でOK |
YouTube投稿用(ゲーム実況) | 1080p | 60fps | 20〜30 Mbps | NVENC H.264、高画質に設定 |
SNS投稿用(X・Instagram) | 720p〜1080p | 30fps | 5〜10 Mbps | 短尺動画向き。サイズ重視で画質は中〜低 |
高画質アーカイブ(編集前提) | 1440p〜4K | 60fps | 40 Mbps以上 | NVENC H.265、高画質/無劣化推奨 |
低スペックPC対応 | 720p | 30fps | 5〜8 Mbps | エンコード負荷を最小に抑える |
各設定の説明
- 解像度(1080pなど):フルHD(1920×1080)で大半の用途に対応。4Kは高スペックPC推奨。
- FPS(フレームレート):
- 30fps:映画風、軽い。動きが少ない場合に最適。
- 60fps:滑らか。アクションゲームや実況に。
- ビットレート:
- 値が高いほど高画質。ただしファイルサイズも大きくなる。
- NVENC(H.264/H.265):
- H.264:互換性が高く、YouTubeなどに適している。
- H.265(HEVC):高圧縮&高画質。ただし編集や投稿にやや注意(非対応環境あり)。
補足Tips
- 動きの速いFPSゲームやレースゲームは「60fps + 高ビットレート」が基本。
- あとで編集するなら「高画質・高ビットレート」で録っておくのが安全。
- ノートPCなどでは「30fps+低ビットレート」にして冷却負荷を抑えるのもアリ。
こんな方に30fps設定はおすすめ
- PCの負荷を抑えたい(発熱・パフォーマンス重視)
- SNSやブログ用など軽量動画を作りたい
- 滑らかさより「画質の情報量」が大事な場合
動画ファイルの軽量化サイト
以下のツールで「画質をほぼ保ったまま軽量化」可能です
ポイントまとめ
ShadowPlay は「NVENC+GPUメモリ直接キャプチャ+録画バッファ」の組み合わせにより、高画質かつ超低負荷な録画・配信を可能にしています。使用環境によっては、設定やGPUの世代で最適なパフォーマンスが異なる場合もありますが、ゲーマー向けには最強クラスの録画ツール。
GPU支援によりPC負荷が非常に少ない
背景録画(インスタントリプレイ)も可能
無料で使えて、NVIDIA公式の信頼性


その他の【録画ソフト】録画設定
OBS Studio(高機能&無料)
軽量化ポイント
- 出力 → エンコーダー:
x264(ソフトウェア)
→QuickSync
やNVENC
(GPUありの場合) - 解像度:フルHD →
1920×1080
以下に設定(1280×720
に落とす) - 出力ビットレート:2,500~4,000kbps程度で調整
- フレームレート:
60fps
→30fps
- シーン内の不要なソース(Webカメラ、過剰な画像等)を削除、エフェクトは非表示に
メリット
- 配信も同時に可能(YouTube、Twitch対応)
- 細かい設定が可能でプロ向き
- オープンソースで完全無料
Loom(ブラウザで録画可能な軽量ツール)
軽量化ポイント
- 録画モード:
カメラ+画面
→画面のみ
- 解像度:
1080p
→720p
(録画後に選べる) - Chrome拡張機能の「設定」で「ハードウェアアクセラレーションを無効化」
Clipchamp(Windows標準アプリ)
軽量化ポイント
- 録画後の編集エフェクトを極力使わない
- 解像度は
720p
に設定 - エンコード時に「高速エクスポート」オプションを利用
Xbox Game Bar(Windows 10/11 標準)
おすすめ:シンプルに録画だけしたい初心者向け
軽量化ポイント
- 録画画質設定で「標準」を選択
- 背景アプリを極力減らす
- 解像度が高すぎる場合は、スケーリング調整
メリット
- 設定不要ですぐ使える
- Windows 10/11に標準搭載
- ショートカット「Win+G」で即起動
録画前に見直したいPC設定
- Chromeのタブを閉じる(RAM消費を減らす)
- ウイルススキャン・バックアップの一時停止
- 電源設定 → パフォーマンス優先に変更
AIと組み合わせてもっとラクに!
録画後のファイル、放置していませんか?
AIを使うことで次のような活用ができます。
活用内容 | 使用ツール |
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自動で要約してマニュアル化 | ChatGPT / Scribe AI |
字幕・音声自動化 | Vrew / Whisper / ElevenLabs |
編集作業を自動化 | Runway / CapCut AI編集 |



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