”CTA”とは何か？CTAを工夫して特定の行動を促すための仕掛けを作る方法

「たくさんの人にサイトを見てもらっているのに、なかなか申し込みや購入につながらない…」
そんな悩みを抱えている方、意外と多いのではないでしょうか？

実は、Web集客や売上アップに大きな影響を与えるのが、CTA（Call To Action）の一言。
この記事では、「CTAを変えるだけでコンバージョンが上がる理由」と、初心者でもすぐ使える効果的なCTAの作り方をわかりやすく解説します。

CTAってなに？ざっくり解説

CTAとは、「行動を促すための一言」です。
たとえば、こんなフレーズを見たことはありませんか？

• 「今すぐ登録」
• 「無料で試してみる」
• 「資料をダウンロード」

これがCTAです。
ボタンやリンク、ポップアップなどでユーザーに次のアクションをしてもらうための“きっかけ”になります。

CTAの種類	具体例
ボタン	「今すぐダウンロード」 「無料で試す」 「お問い合わせはこちら」
リンク	「関連記事を見る」「詳細はこちら」
フォーム	「無料メルマガ登録」「資料請求する」
ポップアップ	「期間限定キャンペーン中！今すぐ登録」
動画のエンドカード	「チャンネル登録お願いします！」

コンバージョンが上がる！CTAの作り方【5つのコツ】

CTAは、ただ置けばいいというものではありません。
ちょっとした言葉の違いやデザインの工夫だけで、クリック率が2倍以上になることも！

ここでは、特に効果が高い「5つのポイント」をご紹介します。

CTAの目的

目的	CTAの内容
資料請求・お問い合わせ	「無料相談する」「資料をダウンロード」
商品購入・サービス登録	「今すぐ購入」「無料トライアルを開始」
ブログや記事の回遊	「この記事もおすすめ」「関連する記事を見る」
SNSフォロー・シェア	「Twitterでシェアする」「フォローして最新情報をゲット！」
YouTubeチャンネル登録	「チャンネル登録して最新動画をチェック」

① 動詞から始める【行動を明確に伝える】

CTAでは、最初の一言が超重要です。
ぼんやりした言葉ではなく、「行動」が具体的に伝わるようにしましょう。

NG例	OK例
こちらへ	今すぐ登録する
詳細	無料で詳しく見る

動詞を先頭に持ってくることで、「これをすればいいんだ」とユーザーが迷いません。

---

② 緊急性や限定感をプラス【今すぐ行動したくなる】

人は「限定」「期限付き」に弱いものです。
今しかできない理由を添えると、クリックされやすくなります。

• ✅「今だけ」「期間限定」「先着順」
• ✅「残り3日」「あと10名」

たとえば：

「今だけ！30%オフで購入する」
「限定100名！無料登録はこちら」

このようにすることで、ユーザーの“今やらなきゃ”を引き出せます。

---

③ ベネフィット（得られるメリット）を明示する

CTAの横に、「それをやると何が得られるか？」を示すと、さらに効果アップ！

• ❌「資料請求する」
• ✅「今すぐ資料請求（5分で読める！初心者向けガイド）」
• ❌「体験する」
• ✅「無料で体験する（初回特典つき）」

「時間がかからない」「無料」「初心者向け」など、ハードルを下げる言葉も有効です。

---

④ 目立つデザイン・配置で“見てもらえる”ようにする

せっかく良いCTAを書いても、見つけにくい場所にあると意味がありません。

• ボタンの色を他の要素としっかり差別化
• スマホでも押しやすいサイズにする
• 重要な場所（記事下・スクロール固定など）に配置

例：

「記事を読み終えたタイミング」や「料金表の下」など、ユーザーの行動が止まりやすいポイントに設置すると、効果的です。

---

CTAは「小さな一言」だけど、集客の鍵になる

CTAは、ほんの一言のようでいて、ユーザーの行動を大きく左右するパワーを持っています。
今回ご紹介したポイントを意識するだけで、クリック率やコンバージョン率が確実に変わってきます。

成功のCTA5ポイント（再掲）

1. 動詞で始めて明確に
2. 緊急性・限定感で背中を押す
3. メリットを伝えて安心感を
4. デザインで目立たせる
5. ユーザーの行動の“流れ”を意識した配置

---

実際に成果が出た！CTAの具体例10選

ここからは、実際に成果（クリック率・CV率アップ）に繋がった実践的なCTA文例をご紹介します。
ジャンル別になっているので、ご自身のサイトに近い例をぜひ参考にしてみてください。

ECサイト（通販系）

1. 「今すぐカートに入れる（残りわずか）」
   　→ 商品ページのCV率が平均2.4%→3.7%にアップ。
2. 「送料無料でお届け（本日23:59まで）」
   　→ 限定感×お得感でクリック率が上昇。

ブログ・アフィリエイト

3. 「初心者でも3分でできる！無料登録はこちら」
   　→ 行動のハードルを下げて成果アップ。
4. 「この記事が役立ったら、SNSでシェアしてください」
   　→ 読後の行動を自然に誘導。シェア率2倍に。

サービス系（コンサル・スクールなど）

5. 「無料相談はこちら（所要時間：15分）」
   　→ 時間を明示することで安心感と行動促進。
6. 「今だけ初回50％オフ！体験してみる」
   　→ 限定オファーで申込数増加。

SaaS（ツール・アプリ提供）

7. 「14日間、完全無料でお試し」
   　→ 迷っていたユーザーの背中を押し、登録率＋43%。
8. 「登録不要で、すぐに使える」
   　→ 面倒さをなくす言葉がクリックを後押し。

SNS・LINE誘導

9. 「最新情報はLINEでお届け！今すぐ友だち追加」
   　→ SNSフォロワーからの移行率が2.6倍。
10. 「限定クーポンをGET（LINE友達限定）」
    　→ “限定感”が強い誘導ワードとして効果大。

状況・対象者に合わせてカスタマイズ

CTAは「魔法の言葉」ではありますが、万人に効く万能フレーズは存在しません。
大切なのは、自分のサービスや読者に合わせて、どんな行動を起こしてほしいかを明確にすること。

• 若い世代なら「気軽さ」
• ビジネス層なら「安心感」
• 忙しい人には「時短」や「すぐできる感」

読者の「不安」や「期待」を汲み取り、それを言葉で先回りしてあげることが、CTAの成功の秘訣です。

まとめ

「ボタンの一言なんて、どれも同じでしょ？」と思われがちですが、CTAはWeb集客の要です。